ペット情報
  • ボーダーコリー
  • 14歳
  • 25kg
  • 病名/移行上皮がん、1年前
  • 薬名/アドナ錠、バキソカプセル

病気の症状や特徴は?
膀胱の出口の所に腫瘍ができます。その腫瘍のせいで排尿が困難になります。がんは悪性で、手術をしても予後は不良です。

膀胱炎かなと思っていたのですが…

私は動物病院で看護師として働いています。10月のある日、愛犬が血尿を出している事に気付きました。膀胱炎かな?とその時は軽く考えていました。

しかし、酷くなる血尿とどんどん貧血していく愛犬。止血剤をのませば大丈夫だろうと勝手に思っていた私は、とても焦りました。

血尿検査で貧血の程度をみる、ヘマトクリット値が11%になったとき、はっきりと愛犬の死を感じました。

院長からは、輸血も無しで手術をするのは本当に無謀だけど、何もしないとこの子は死んでしまう。何とか助けたいから、膀胱を開けて直接止血しよう。と言ってもらいました。

私は、涙が堪えきれずボロボロ泣きながら先生に手術をお願いしました。そして、膀胱には沢山の小さな腫瘍が出来ていて、病理検査の結果、移行上皮がんだと判明しました。

原因と治療方法

原因は不明です。

与えた薬は止血剤(アドナ錠)と診断がついてからは、弱い抗がん剤としてバキソカプセルを投薬していました。

ドライフードに缶詰をトッピングしてあげて、缶詰の中に薬は混ぜてあげていました。

貧血もあったため、鳥レバーを購入し茹でてフードに混ぜていました。

病気が発覚してから薬はずっと飲ませていて、貧血は手術をしてからはぐんぐん改善されました。

※バキソカプセルは、人体薬です。ペット用ではありません。

なので、ペット用で何か良い薬があれば、そちらの方が良いかと思います。

薬の効果は正直分かりません。ですが、手術は貧血が改善されたので効果がありました。

決して長くは生きれない病気

この病気は治りません。いかに、愛犬が苦しまず、いい時間を作ってあげれるかが勝負です。

排尿困難になってしまうと、腎臓まで悪くなり、体から毒素が排出出来ず、吐き気や食事はもちろん食べれなくなり死にます。

この期間は、飼い主にとって見ているのも辛い時間です。ですが、愛犬は、幸いにも膀胱の出口ではない場所に腫瘍が出来ていたため排尿自体は問題ありませんでした。

また、食欲も落ちなかったため、貧血も改善されました。先生たちにも、奇跡というお言葉をいただきました。しかし、決して長くは生きれない病気です。

その事を先生方には、何度も言われています。愛犬が苦しまず、私たちとの良い思い出をたくさん残せるよう時間をくれた獣医師の先生方には感謝しかありません。

どんなに辛くても愛犬の前では笑ってあげて下さい!

飼い主さんが泣いてばかりでは、せっかく残された愛犬との時間も無駄になってしまいます。

愛犬が好きなのは、笑っているあなた。楽しそうなあなたです。心配で悲しくても、愛犬の前では笑ってあげて下さい。

たくさん、そばにいてあげて下さい。たくさん撫でて甘えさせてあげて下さい。愛犬が上手に動けなくても、楽しそうにしてあげて下さい。

吐いて苦しんでいたら、獣医さんに相談して吐き気止め注射を打ってもらうなどしてあげて下さい。

自分は無力だと感じるかもしれませんが、愛犬は大好きな飼い主さんがそばにいてくれれば幸せだと思います。

治せなくても、対処療法といって出てきた症状に対処する治療をしてあげれば少しでも愛犬は楽になると思います。可哀想だから、治療はやめようと諦めないで下さい。