- 猫
- 雑種
- 11歳
- 3kg
- 病名/腎不全
- 薬名/ネフガード粒,ラプロス,カリナール1,カリナール2
5年前、腎不全と診断されました
食欲がなくなり、痩せており、ぐったりしている様子で、病院に連れていくと、歯肉炎もひどく、血液検査をしたら、腎臓がかなり悪いと知らされました。
よくよく考えてみると、夜に夜泣きをしていたり、歯の痛みで段ボールを食いちぎっていて、かなりつらかったのではないかと思います。
他にはトイレ以外で粗相をしたり泌尿器系が辛い様子でした。私はその時は深刻には考えず、多頭飼いをしているのでトイレの数が少ないことや、砂が気に入らないのだと思っていました。
それに部屋のあちこちでトイレをされることで参っていたので、病気については気づくのがとても遅かったと思います。
腎不全の治療方法について
猫がそもそもかかりやすい病気でもありますが、普段の水を飲む量の不足が腎臓に負担を与えていたものと思います。
また歯肉炎により、体内に口内の雑菌が体内に回ることで、身体全体に負担がかかっていたと思われます。
薬は動物病院と動物用医薬品を扱うネットショップで購入しました。
・ネフガード粒 朝と夜1日2回 5年前から 吐く回数が少なくなったように思います。
・ラプロス 朝と夜1日2回 1か月前から 血管を拡張するようで、かなり活発になったように思います。
・カリナール1&2 朝と夜1日2回 1か月前から リンの吸収を抑えたり胃腸を整えるので、総合的に効いているのだと思います。
全て役割りの違う薬なので、総合的にバランス良く効いているように思います。
ネフガード粒やラプロスは即効性で、飲めば効くタイプなので、体力が著しく低下しているでもない限りは安定した効き目だと思います。
カリナール1&2については即効性は感じられないものの、数日~1週間くらいで効果が表れている印象です。
全てのお薬の投与を始めてから、1週間程度でぐったりした状態から、いつもの食欲や元気さが戻ったように思います。
腎臓の機能は戻らないので完治はしておらず、生涯続ける類の薬です。
病気と金銭的な負担との闘い
ぐったりした状態のときは、やはり亡くなってしまう覚悟をしなければならないような状態でした。
獣医師にも高額になってくるけれども治療を続けるか?という話もされ、もはや治らないということを悟りました。
あとはどこまで治療して、どの時点で治療をやめるのかということと、徐々に体力や食欲などが低下していくのだろうと思うと、心が痛みます。
死ぬ間際の緩和ケアや安楽死についても考え、少しだけ心の整理をつけています。
治療そのものの医療費を工面するためにも消耗しており、せめて金銭的な心の負荷がなければもっと楽に過ごせているのではないかと思います。
口腔内ケアと水を飲ませる習慣を!
腎不全は基本的には治らない病気です。
腎臓に負担をかけているのは、普段の水を飲む量が少ないことと、歯肉炎も大きく関係しているものだと思います。
私自身が過去にあまりしてこなかったのは、歯のケアです。
歯茎が腫れているからといって、腎臓病とはあまり関係がないと思っていたので、ほとんどケアしてきませんでした。
口が臭いとか、歯が黄色くなっている場合は、歯磨きをしていって欲しいと思います。
また、飲む水の量を増やすために色々な工夫を普段から対策しておくことで、猫に多い腎臓病の発症を遅らせることに繋がるのだと思っています。
ぜひ口腔内ケアと、お水をたくさん飲ませてあげる習慣を身につけていただきたいと思います。