- 猫
- 雑種
- 3歳
- 3.8kg
- 病名/門脈体循環シャント(保護したときには発症していた・2年前)
- 薬名/バチリオン粒50%、ウルデナシン100mg、リフォロース
門脈血中には肝臓や全身に必要な栄養分や全身に悪影響を及ぼす有害物質が非常に多く含まれています。
この門脈血が肝臓をバイパスして全身に流れることによって、肝臓が成長せず、また有害物質を無毒化することが出来ないため、有毒物質が全身に流れてしまいます。
症状が重篤な場合には、肝性脳症という神経症状を示し死に至ることもあります。
症状は食欲不振 よだれ、活動性の低下など。
血液検査で発覚した飼い猫の病気
保護をしてすぐ病院に連れていき、ワクチンを接種させました。
帰ってきてからも元気が無く、食欲不振になり、しばらくするとよだれも出てきました。目も虚ろでした。
心配だったのですぐ病院に連れていき血液検査をしたところ、NH3というアンモニアの数値が高く、獣医から門脈シャントかもしれないと言われました。
その病院では何も出来ないので自分たちで調べて大きい病院に転院しました。初めて聞く病名で調べるほど不安になりました。
でも手術で治る子もいることを知り、希望を捨てず頑張ろうと思いました。
まだ完治はしていませんが…
病院で処方された薬はバチリオン粒50%、ウルデナシン100mg、リフォロースです。
バチリオンは粉薬なのでご飯に混ぜて1日2回、ウルデナシンは錠剤なのでそのまま口に入れる1日2回、リフォロースか液体なのでスポイトで口に入れる1日3回。
手術できるまで成長でき、1か月後の検査で数値も下がった。完治はまだしてません(手術後現在も服用中)
現在は元気に過ごしています
手術をして、奇形血管を半分閉めた状態で現在は経過観察中。
もう一本足に奇形血管があるのでそれが太くならないか毎月病院で血液検査をしています。
胆汁酸検査とCT検査も半年に一回やって、経過観察しています。また手術の可能性もあるのが悩みです。
ペット保険にも入れなかったのでお金の心配もありますが、最後まで看てあげることが飼い主としてやってあげられることだと思います。
今は元気なので他の猫とも楽しく遊んでいます。
少しでもおかしいとおもったら病院で検査をすること!
猫がなるのは本当にすくない確率で、手術の例も少ない珍しい病気です。しかし手術できれば、完治する可能性もある病気です。
手術するかどうか迷っているのであれば、私はしたほうがいいと思います。しなければ2年以内亡くなる可能性のある病気です。
うちの子はもう2年以上も元気に頑張っています。
少しでもおかしいとおもったら病院で検査をすることも大事ですし、ペット保険に加入できれば、しといたほうが絶対いいと思います。